2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌日記

円生と志ん生

新宿・紀伊國屋ホールに、こまつ座の「円生と志ん生」を観に行く。 終戦を大連で迎え、日本に帰れなくなった二人の名落語家の数奇な運命を、ミュージカル仕立てでおかしく哀しく、ほろ苦く。 ものすごくいいお芝居でした。 角野卓造さんと辻萬長さん演ずる二…

ズッコケ三人組シリーズ

ポプラ社のクリスマス会で、昔ペン習字を習っていた那須正幹氏にお会いしたことがきっかけで寄稿することになった『ズッコケ大研究ファイナル』のエッセイを仕上げる。 「ズッコケ三人組」シリーズは、テンポのよいユーモアたっぷりの文体ながら、ミステリー…

短歌日記

老いたる子供自転車

晴。 春の陽気の感じられる中、ひがな「ズッコケ大研究ファイナル」のための資料読み。 夕方、仕事場から自転車で帰ろうとすると、風で傾いたのか、隣の子供用自転車のハンドルがひっかかる。傾けてどけようとすると、今度は、ペダルが車輪の針金にひっかか…

短歌日記

紅茶のパウンドケーキ

猫又の那波かおりさんと本下いづみさんを仕事場に呼んで、以前沢田康彦さんがたくさん送ってくださったお薦め映画を観る会をする。 しかし、だんだん映画そっちのけで、人生についてのディープな会話に入っていったのでした。 フィクションより現実は強し。 …

短歌日記

オペラ座の怪人

午前、仕事用本読み。 午後、髭さんと「オペラ座の怪人」を観に行く。 映画があまりにもすばらしくて、エンディングでざーざー泣いてしまう。 「怪人」の孤独のこころがざくざくきました。 映画のサウンドトラックも迷わず購入。 髭さん手製のスピーカーにて…

制服を買いに

カボの高校の制服採寸、教科書申込などの手続きに行く。そぼそぼと雨の降る中、髭さんに車で送ってもらう。手続きは番号順に、機能的にすすめられるようにできていて、なんだか感心してしまう。最近の制服って、スカートやネクタイリボンなど、いろいろ選べ…

トニー滝谷と芥川・直木賞授賞式

芥川・直木賞授賞式に出席し、ずっと前からとてもお会いしたかった角田光代さんにお会いできて、とてもうれしかったです。 角田さんは、誠実で、みんなから愛されているとてもすばらしい人でした。「対岸の彼女」も女性たちの微妙な心理がものすごい実感をと…

短歌日記

『愛を想う』限定サイン本発売

今日、ポプラ社に行って、木内達朗さんと一緒にサイン本をつくりました。 今のところ神保町の東京堂に20冊、池袋のぽえむぱろうるに2冊、近々入荷予定です。 木内さんのキュートな犬のイラスト表情も、わたしの入れた言葉も、一冊一冊ちがいます。 レアも…

ごめん

午前中、2月の「そらまめ文庫」を仕上げる。 今月は久世光彦著『女神(じょしん)』(新潮社)、関川夏央著『現代短歌そのこころみ』(NHK出版)、フランチェスコ・ダダモ作/荒瀬ゆみこ訳『イクバルの闘い 世界一勇気ある少年』(すずき出版)をとりあ…

短歌日記

八穀米、粕汁、まぐろの中落ち

ぷらむ短歌会。今回は、『永井陽子全歌集』(青幻舎)刊行を記念して、永井陽子さんの歌をとりあげました。 ・触れられて哀しむように鳴る音叉 風が明るいこの秋の野に ・生きているどのことよりも明々といま胸にある海までの距離 ・ゆふぐれに櫛をひろへり…

短歌日記

おめでとうございます

穂村弘さんとよしだかよさんの結婚式に出席しました。山の上ホテルでの式では、お二人が向いあって手を重ねあったまま、神父さんの言葉とともに誓い合っていました。 かよさんはとてつもなくうつくしく、穂村さんは、魔法のようにかっこよく、とてもすてきで…

短歌日記

鳥手羽先の塩焼き、千切りキャベツ、レタスとトマトのサラダ

晴。一日中家にいて原稿を書く。夜、手紙を投函するために、つっかけででかけたら、思いの他寒くなかったので、そのままふらふらと散歩に出かける。子供の手をひいて毎日毎日毎日通った幼稚園への道。大人の足で10分のところを2時間もかけて帰ったことの…

あなごと茄子のてんぷら、ほうれん草と人参の白あえ、玉葱のみそ汁。

「そらまめ文庫」のための本をひがな読む。インターバルと称して小津安二郎の『早春』を観る。とちゅうでうっかり眠ってしまう。うーん、小津映画の中ではイマイチかもって、寝ておいて失礼ですね。 きのう観た「ネバーランド」は、こころあたたたまる、うつ…

短歌日記

合唱

リンの高校で合唱祭があったので、聴きに行く。 課題曲はドイツ語の「歓喜の歌」 自由曲は、ゴスペルや「老鶏」など、いろいろ。 青少年の合唱ってすきとおっていて、聴いていてとても気持ちがいい。 男子も2年生になると、声も落ち着いていてよく出ている…

寒波

日本中を寒波がきているそうである。 あちこちの雪の情報がテレビから流れる中、東京は、晴れている。 晴れて、つめたい。 一日中ほぼ家にいて、ぷらむ短歌会の通信用資料作成。 発送作業をしつつ、DVD『たまの最期!!』を観る。 去年の10月末、吉祥寺…