2008-01-01から1年間の記事一覧

2008年大晦

家の片づけと掃除と煮物。 はじめるまでは気が重いけど、集中しはじめると、掃除というものは、おもしろい。 物理的な目的のためにひたすら身体を動かし続けるのは、精神衛生上によろしい気がする。 亀の子タワシは、発明だね。しなやかさと細かやと強さをか…

年賀状と句会

昨日から年賀状づくり。 グラフィックデザイン修業中の家人の描いた牛の絵をもらい、イラストレーターでレイアウト、をするつもりだったが、なかなか使い慣れない様子をみてとった家人がほとんどデザインしてくれた。ふむふむ。イラストレーター、使いこなせ…

ほしおさなえ著『恩寵』

ほしおさなえさんの最新作『恩寵』(角川書店)の推薦文を書かさせていただきました。 「毛細血管まで物語がしみこんでくる。ずっとこの世界にひたっていたい」 ふとした縁で古い一軒家に住むことになった若い女性によって、その家にまつわる数奇な物語がひ…

イブの朝に

朝10時半に、初稿のゲラの引渡し。 地元まで集英社の野田さんに来ていただいて。ご足労いただき、もうしわけない。 午前中に打ち合わせをすることはあまりないので、お互いにぼんやりしていたような。 いや、私だけか。 いつもならば、午前中がいちばん目…

誕生日

外にでかけるための品々を家族からプレゼントされた。 手袋、ハンドタオル、キーケース、イヤホン。 iPodは自分で買ったもの。 これらをおともに、外に出ようと思うのであった。 夜勤で体内時計がおかしくなったらしく、夜床についたものの午前6時ごろから…

夜のぷちぷちを終えて

昨日は深夜の長時間生放「夜はぷちぷちケータイ短歌」。 現場についてから打ち合わせでなにをするかを聞かされ、あまり飲み込めないまま本番がはじまり、終わってからそういうふうだったのか、と気づいたのであった。でも、楽しかったです。 はなわさんは、…

クリスマス前

もうぎりぎりだけれど、クリスマスカードを何枚か書いた。 ずっと書こうと思っていて、そのままになっていたことを、やっと。 22日に仕事と頭で思っていたせいか、今日書いたのに、12月22日、と日付を入れてしまった。。 22日の仕事は、今日の深夜。…

最後から2番目の原稿

午前中に、久しぶりに鍼へ。 首筋、肩胛骨、腕のつけ根あたりが、たいへん凝っていたもよう。 あまり寒いとも思わず過ごしてたのだが、体は寒がっていたのかしらん。 帰宅後、ずっともうろうとしていて、さきほどやっと覚醒。 今日の日経の夕刊の「TVウォッ…

その日のまえに

午後、新宿の角川シネマへ。 大林宣彦監督「その日のまえに」(原作・重松清)観賞。劇場が小さかったのだが、ほぼ満席。 余命いくばくもない妻と、かつて二人で住んでいた町を訪ねる。 そして「その日」にむけての家族の日々。 が大きな物語で、胸に沁みる…

恋衣と深夜のケータイ短歌

ファンの方から、少し早いクリスマス&誕生日プレゼントをいただきました。 与謝野晶子、山川登美子、増田雅子の『恋衣』と与謝野宇智子(晶子の娘)の『むらさきぐさ』など。 『恋衣』は、さすがに初版のものではなく、昭和55年の復刻版ですが、当時のま…

屋上とワイエス展

午後、集英社にてインタビュー。来年発売予定の『ゆずゆずり』について。(「青春と読書」2月号掲載予定です) 屋上にて著者近影を撮っていただいた。 デッキのようなこじんまりとした空間。 屋上というのは、建物の関係者にしか入ることのできない秘境だと…

美容院の窓

雨。 遊園地のそばの美容院で髪を切った。大きな窓から、遊園地に入って行く親子連れが見える。みんな傘をさしている。白い傘をさしていさんで進む女の子のあとを、絵入りの小さい赤い傘をさした母親らしき人がついて行く。お母さんの傘と交換したんだな、あ…

不意の電話

しばらく間が空いてしまいました。原稿書きと、来年度にむけての打ち合わせなど、忙しくしていました。 来年度の準備も今年中にいろいろしなくてはなりませんが、なんとかします。 今朝、家で仕事をしていたら、一本の電話。 短歌をしている人はどなたです?…

上野久雄さんを偲ぶ会

上野久雄さんを偲ぶ会に出席するため甲府へ。 とてもいい天気で、上野さんの人柄がふってくるよう。ながらみの及川隆彦さんと岡井隆さんの対談や座談会や生前の朗読などもあり、とても充実した、あたたかい会だった。 座談会で加藤治郎さんが上野さんを「も…

浮世絵

江戸東京博物館のボストン美術館浮世絵名品展を友人たちと観に行く。 広重や北斎の版画はもちろんうつくしく迫力があってすばらしかったが、鈴木春信のモダンな色使いや表情やしぐさの愛らしさに心魅かれる。 広々した常設展の橋は江戸の街へのトリップ効果…

自選中

雑誌の「自選50首」と、アンソロジーの「自選30首」の締め切りが重なったため、過去の作品をかき集めて選ぶ。 すぐにできると思ったけれど、迷いだしたら、どこまでも。思ったより時間がかかる。 50首の方は出したけれど、30首の方は現在選定中。 去…

草子さん

遅れてしまっていた「愛の歌を読む」の原稿を書く。 今回は、今年の短歌研究新人賞の田口綾子さんと、以前角川短歌賞を受賞した澤村斉美さん、そして元かばん会員の北川草子さんの作品を引用した。(11月30日、毎日新聞掲載予定) 北川さんの作品は、こ…

コンサートと原画展

大学の友人、まあちゃんとその娘さんとそのお友達と一緒に、神戸女学院大学音楽学部のアウトリーチ・センター企画の「子どものためのスペシャル・コンサート すてきだね、日本語の歌!」を聞きに行くために、上野へ。 ソプラノ歌手釜洞祐子さんの歌声による…

塀の上のパン

松岡享子さん宅に遊びに行く。 塀の上でパンやビザを焼いていて、もうもうと白い煙がたっている。 庭には、砂を盛り上げた釜があり、長い時間をかけておにぎりを焼いていた。 照れたような笑顔の松岡さんからわたされた、それらの食べ物には、どれも素朴な焼…

絵本打ち合わせ

朝「風の色」の原稿を書く。午後、木内達朗さん宅へ、打ち合わせに。 すばらしい絵の数々にうっとりする。 ずっとかかりきりだったという、来年早々に発売されるというのりもの絵本の見本も見せていただいた。通りすがりの人、街並み、電車の窓、一つひとつ…

いろいろ

16日、来年度のことで打ち合わせ。 来年もなんだか忙しくなりそうな。 各種連絡事項や、『長崎くんの指』の脚本チェック(2月にラジオドラマになります)などなど。 時間が過ぎるのが早い! 自分はやることが遅いのだな、と痛感してしまう。 まだいくつも…

手直しと来年への準備

先日出した連載原稿、編集者のチェックを受けて若干手直し。 最初にこの原稿につきあってくれた編集者の方(リスに似ているのでリスちゃん)に、数日前、男の子が生まれたそう。リスちゃんの赤ちゃんかわいいだろうな。来年に向けての企画を練ったり、目先の…

シチメンソウ

先日佐賀で公開収録された「肥前路吟行〜さがん文芸〜」は、今日14日に放送です。あと数分後。 午後8時〜午後8時43分【NHK総合・佐賀県域】 有明海の干潟の荒涼とした風景には、すっかり魅入られた。 今はシチメンソウが真っ赤に咲いているらしい。…

原稿と理事会

別冊文藝春秋連載中の「らいほうさんの場所」6話を書き上げる。 朝早く目が覚めたり、妙なできものができたり、うなされるように書きつづけた物語。 これからまた手を入れるのでこれで終わりではないが、今年の大きな山をやっと越えた気がする。 もう今年も…

しずおかのばあちゃん

急に寒くなったので、ついつい身体をあたためてくれるものが欲しくなる。 仕事にいきづまったままでかける夕方は、とくに。 今日は、深いグリーンに鮮やかな赤いラインの入ったフランス製のストールに惚れて、買ってしまった。マフラーは毎年のように買って…

こどものためのコンサート

今年、母校の音楽学部に依頼されて、こどもの詩のコンクールの審査員をしました。 結果はこちら↓審査委員長の松岡享子さんのコメントがシビアで素敵です。 http://www.kobe-c.ac.jp/musicdp/outreach/schedule/080710kodomo_shi.html そのこどもの詩に音楽を…

日記再開

三ヶ月ほど、休んでいましたが、やっぱりブログを再開することにしました。 その節は、いろいろご心配をおかけしてすみませんでした。 元気にしていました。大丈夫です。 あいかわらずたいした内容は書かないと思いますが、なるたけ、毎日更新して、近況をお…

八王子から吉祥寺へ

八王子こどもミュージカルでの「ロビンソン*ロビンソン」@八王子いちょうホールを観劇。 八王子のこどもたちも元気いっぱいでした! いろんな子にソロパートを歌ってほしくて、かなりのナンバーが入っている戯曲です。作曲の薮内智子さんが、いろんな味付…

初理事会

暑いです。洗濯物が、多分一時間で乾いた気がします。 先日の穴埋めは、「直情」でした。 ・直情のごとき葱の香きまじめに生き来し寒さ思へ静かに 馬場あき子 馬場あき子さんの生き方を示した短歌には凄みがあって、圧倒されます。 次回の歌。 ・おりたたみ…

歌声の響く

数年前に友人を通して知り合い、何度か食事やライブをご一緒した、歌手の河井英里さん。 4日に、ご病気で急逝されてしまいました。 今夜、お通夜に参列しました。 ご本人の、うつくして、やさしい透明な歌声につつまれる斎場でご冥福をお祈りしました。 歌…