円生と志ん生

新宿・紀伊國屋ホールに、こまつ座の「円生と志ん生」を観に行く。


終戦を大連で迎え、日本に帰れなくなった二人の名落語家の数奇な運命を、ミュージカル仕立てでおかしく哀しく、ほろ苦く。
ものすごくいいお芝居でした。


角野卓造さんと辻萬長さん演ずる二人の落語家に、四人の女性が様々な役を演じ分けながらからんでいく筋立てが、芝居ならではの醍醐味。さすが井上ひさし。ご本人もはしっこの方の補助席で観ておられました。


わたしの心の友、ひらたよーこさんもすばらしかった!
特にセーラー服に丸眼鏡のよーこさん、かわいかったです。



・雨がふる、走りたくなる、走り出す 地獄を笑う、笑うしかなく   東 直子