2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧
12月放送分の選歌。 ベビーシューズ、運動靴、ハイヒール、革靴、ぺたんこ靴、補助靴、棺に入れる靴、死後に残る靴。 靴って人生とともにあるのだわ、と心震えながら選歌しました。 ・つきつめてなに願ふ朝ぞ昨日の雨に濡れてつめたき靴はきゐたり 上田三…
「週刊現代」のブルボン小林さんのコラムのために作家の福永信さんがコーディネートしてくださる美術館めぐり(スーダラ吟行)にまた参加しました。私が参加したのは、下の3つ。 東京都現代美術館コレクション展岡崎乾二郎など http://www.mot-art-museum.j…
午前中「週刊現代」のコラム執筆。 横浜で再演がはじまった「キャッツ」について書きました。今回は、個人的な思い出ともからめて書きました。 12月7日売りの号に掲載予定です。 午後、毎日新聞へ。 『らいほうさんの場所』のインタビューをSさんに。 レ…
夜、歌人の大野道夫さんに招かれて、本郷の歌会へ。 東大、東外大、早稲田などの学生さんらに囲まれて。題詠1首、自由詠1首の互選歌会です。 賢くやさしく繊細な、すばらしい若者たち、の作品をじっくり読むことができて、幸せでした。 東大レスリング部出…
・「NHK短歌」12月号 「ミニ講座 言葉の不思議 リフレイン」 「上達のワンポイント」 10月放送分入選作選評、佳作 ・「俳句界」12月号 「冷たい土の上に立ってた」(エッセイ) ・「北冬」10号「朝のとくべつ」(7首) ・「東直子 言丿葉丿箱」…
大学の劇研のメンバーと梅田に集まって、お昼を一緒に食べました。 相変わらず、楽しい仲間たちです。 女子大で代々「姫神楽」という劇団を受け継いでいましたが、今はたぶんありません。 この名前は、強くて好きで、古事記を下敷きにしたミュージカルのタイ…
甥の結婚式が京橋であり、参列しました。 あいにくの雨が降って寒かったですが、手作り感のある、さわやかであたたかな会でした。 吹奏楽部で知りあったふたりが、それぞれの楽器で愛の賛歌を演奏してくれました。 色打ち掛けでサックスを吹く花嫁さんは、と…
新幹線に乗って、大阪へ。車中で21世紀出陣弁当を食べました。田楽がおいしい。 母と姉と髭さんと千里の実家で落ち合う。庭に銀色の洗面器がおいてあり、水がいっぱいたまっていた。 雨どいをつたって落ちてくる水を集めているそうだ。神戸住まいの姉の持…
夕方まで原稿書き。日のくれかかるころに腰をあげてカボと新宿へ。 あさって出席予定の結婚式のための洋服を買いに(つねにギリギリ)。 グレーの、飾り石とドレープのあるワンピースを買いました。 カボには、淡い色のまじったシンプルな形のミニのニットワ…
「弦」9号 「火気厳禁7 純文学と短歌」(エッセイ+1首) 朝からしとしとと雨。 夕方、早稲田短歌会の歌会へ。 今回は穂村弘さんとご一緒しました。 穂村さんとは、『回転ドアは、順番に』という共著があり、私たちがそろったことで「回転歌会」と命名さ…
髪の毛を切りました。20センチくらい? たいへんおかっぱになりました。 夜にモノクロの『デッドマン』をソファーでまどろみながら見て、涅槃の気分を味わっていると、ショッキングピンクのトランクを提げてカボ、フランスより戻る。 料理がまずかったこと…
本当はもう投函していなければいけない選歌。約6000首。 家だと気が散るので、近所のパン屋さん兼カフェで5時間弱もねばって一通り選歌。 パン2つとコーヒー2杯で、長居して申し訳なかったです、パン屋カフェさん。人生のシビアさが言葉となってつん…
東雅夫、石堂 藍編 『日本幻想作家事典』に、幻想小説作家として記載していただきました。 ↓ http://www.bk1.jp/product/03142929 リンが風邪できのうから伏せぎみ。 熱はすぐに下がってきたので、インフルエンザではなさそう。 午後には外にでかけてゆきま…
エッセイと選歌。 夕方、日比谷帝国ホテルへ、集英社の四賞の受賞式へ。 二次会で「すばる文学賞」の審査員でもある角田光代さんにお会いしたら、東さんは読む物と実際会ったときの顔がちがーう、と言われる。 『ゆずゆずり』の東さんは、たれ目で丸顔、なの…
『らいほうさんの場所』(文藝春秋)が今日発売になりました。 どうぞよろしくお願いいたします! 横浜のライブハウスへ、石川浩司さんが所属しているパスカルズのライブを聴きに、イラストレーターの福井若恵さんとご一緒しました。14人編成での迫力ある…
明日は命がけで起きるから、命がけで起こして、とカボに言われていたので、命がけというほどでもなく普通に起きたら、当人はもう起きていて無事に渡仏していきました。かつては「明日は命がけで猫のおうちをつくろうね」と友達と約束をかわした人が。この先…
地元の大学同窓会に呼ばれて初めて参加。 すてきに年齢を重ねたみなさんと楽しく会食。 音楽部出身のバイオリニストの方の演奏で校歌を、何十年も年の違う女たちがうたったりして。 おおらかに生きたいものです。 会場の近くに、『耳をすませば』の舞台とな…
・「毎日新聞」11月8日(日)エッセイ「愛の歌を読む」。岡井隆さんと小林久美子さんの歌をとりあげました。 ・「週刊現代」11月21日号(11月9日売り)コラム「東直子 ミミヨリコヨリ」映画「沈まぬ太陽」について書きました。 ・「ル・ファール」…
午後、早稲田大学のお祭りの中にもぐりこみ、町田康さんと木村綾子さんの太宰治についての対談を聞きました。 太宰を通じての女性観、文学観など、普遍的な話にも広がって趣深かったです。 終わって、会場を出てから駅につくまで、人の群れにおぼれたために…
学芸大学駅へ。 学芸大学、ここにはないけれど、学芸大学。 マッターホーンにて、毎日新聞のNさん、Mさんと面談。その後、となりのペンスチにて、くもん出版のAさんと、木内さん名久井さんとともに春の絵本打ち合わせ。 帰りに木内さんと同じ事務所のヒロ…
今月のNHK短歌の収録がありました。 題は、白秋にちなんで「白」、ゲストは、歌人の吉川宏志さんです。吉川さんには、丁寧で鋭い歌の批評とともに、今年出版された歌集『西行の肺』(角川書店)、大辻隆弘さんとの共著の時評集『対峙と対話』(青磁社)につ…
新しい小説『らいほうさんの場所』(文藝春秋)の見本を担当の丹羽健介さんが届けてくれました。 装画は牧野千穂さん、装丁は、大久保明子さん。 今回もきれいな本に仕上げていただき、とてもうれしい。詳細は↓ 立ち読みもできます。 http://www.bunshun.co.…
カボの作品が、代表に選ばれてNHK内のギャラリーに展示されたため、関係者5人で見にいく。 近隣の公園は、秋のお祭りまっさかり。 鑑賞後、みんなで食事へ。中華料理を食べました。