笹井宏之さんを偲ぶ会

1月に、26歳の若さで永眠された、笹井宏之さんを偲ぶ会に参席しました。
NHK佐賀制作の笹井さん追悼番組。
斉藤斎藤さん、佐藤弓生さん、笹公人さんによる座談会。
野口あや子さん、伊津野重美さんによる朗読。
加藤治郎さん、岡井隆さんたちのコメント。
ご家族のご挨拶。
そして、笹井さん作曲の「さくら」の演奏。

すべてが深くしずかに心に沁みるものでした。
あらためて笹井さんの才能の大きさを知らされ、悔恨の念がたえません。
会場発言で、切ない笹井さんの作品がすべて遺言のようにみえた、ということを言ったけれど、『ひとさらい』以後の「未来賞」受賞作品などは、さらなるテーマに向けて語りかけているようだと感じられました。


とにかく短歌というものは、いえ、もしかしたら表現するということはすべて遺言のようなものかもしれない。
それを感じ取ることができるのは、生きている人間であるということの証拠だから、大事にしたいです。