ぷらむ短歌会のときの教え子にして、「かばん」同人の飯島章友さんが「短歌現代新人賞」を「命を隠す」30首でご受賞されたのでお祝いに中野サンプラザへ。お茶会形式の和やかな授賞式でした。声優の仕事を題材にした一連の作品は、臨場感がありました。
飯島さん、おめでとうございます。
「かばん」からはもう一人若草のみちさんが候補に残っています。
そしてケータイ短歌でおなじみの朝倉遥さんの名前も候補作にありました。朝倉さんの「職業 巫女」に驚く。そして作品も巫女さんの仕事を題材としたもので、おもしろかったです。

・〈ON〉の灯がつかば台詞を発すべし録音室(ブース)に時はいまだ生(あ)れざり    飯島章友



会を途中で抜けて青山へ。
NHKカルチャー青山教室、夏の短歌講座二回目にして最終回でした。
今回は自由題と折句「あおいやま」の2首を作っていただき、実作への全員のコメント。
作者からコメントをもらって、手直しのアドバイスを全作品について行いました。
折句はむずかしかったかなと心配しましたが、みなさんそれぞれの個性的な語彙を拾い上げていて、とてもおもしろかったです。
い→イナバウア、イカロス、居待月、のように。


・あかがねのおとうとの鼻いもうとのやさしい願い まだ待っている           東 直子


私も折句、今つくってみました。



会のあと、打ち上げ的な懇親会をなごやかに。
冬にはまた講座を開きたいと思っています。