塀の上のパン

higashinaoko2008-11-22

松岡享子さん宅に遊びに行く。
塀の上でパンやビザを焼いていて、もうもうと白い煙がたっている。
庭には、砂を盛り上げた釜があり、長い時間をかけておにぎりを焼いていた。
照れたような笑顔の松岡さんからわたされた、それらの食べ物には、どれも素朴な焼き目がついていて、香ばしくて、ほかほか。なんておいしい。
という夢で目が覚める。
夢の中の食べ物で味がしたのは初めて。
松岡さんがほんとうに塀でパンを焼いたりしてたら、すごく楽しいけど。
名物塀焼き。上から食べ物が見えたってことは、わたしは塀より背が高かったのか。


久々に短編を書きました。「小説宝石」12月号に掲載。「春のカジさん」。
たしか「純愛小説特集」という依頼だったが、「愛はどこに! それぞれの愛のかたち」特集になっていた。というわけで久々の恋愛小説でもあります。


「短歌往来」12月号には、「ここに来る」というタイトルの13首連作が掲載されています。連作最後の歌は、上野久雄さんへの挽歌です。