「Pooka+」酒井駒子さん特集

higashinaoko2008-06-03

6月に入ったとたん、しとしとと冷たい雨が降っていますが、こんなふうに寒い、と感じたことはなかったような。

Pooka」の別冊「酒井駒子 小さな世界」に、エッセイを寄稿しました。
酒井さんの魅力がぎっしりつまった、これはもう、永久保存版であります。
繊細で、スタイリッシュで、切なくて。
絵の具や筆、本棚の写真などにも、ときめいてしまうのでした。


6月2日発売(6月15日号)の「読売ウィークリー」に『さようなら窓』の書評が掲載されています。

6月8日には、又「夜はぷちぷちケータイ短歌」に出演します。
詳細は↓
http://www.nhk.or.jp/tanka/index2.html

さて、先日の歌の穴埋めの言葉は、「水」でした。

・親のかほけさやうやくに見いでたる瞳はいまだ水のごとしも    三ケ島葭子

生まれてすぐの赤ん坊は、目がよく見えてないらしい。そろそろ親である自分のことが見えてきたかな、でも、生まれたての小さなうるんだ瞳ははかなげで、「水」のようだ、と詠んだのではないかと思います。
わたしも子どもを生んだときに、誰かから、赤いものから見えはじめるよ、と聞いて、赤いものを赤ん坊の前にかざしたら、目で追ったことを思い出しました。

さて次回の歌は。

・今日われは******の静けさでホームの壁にもたれていたり


であります。文字数にはこだわらず、ご自由に言葉を入れてみてくださいませ。