阪神がえり

higashinaoko2008-06-01

30日に、神戸女学院大学の音楽部の会議室にて、「こどもの詩」コンクールの審査会。
松岡享子審査委員長のもと、無事に入賞者を決定しました。
初めてお会いした松岡さんは、とてもやさしくて懐の深い方で、こどもの発するエネルギーをどっしりと受け止められる方でした。
そして、こどものときにしか書けない文字で書かれた、こどものときにしか書けない詩というのは、とても貴重なのではないか、とあらためて思いました。
この賞の継続は未定らしいけれど、続くといいなあ。


31日は大阪の実家に泊まり、大学時代の演劇研究会の友人6人+ばぶちゃんと会食。
生活スタイルはそれぞれバラバラだけど、一緒に芝居をやってた頃の、20年以上前の部室での会話と本質は変わっていないような。
『さようなら窓』に書いた「ザッヘ」(ドイツ語で、それ、みたいな言葉で、トイレに行くことを婉曲に言う言い回しらしい)という言葉を発した人を目の前にしていたのに、そのことを伝え忘れてしまった。


さて、先日の短歌の穴埋めは「楽器」
・月の光を気管支に溜めねむりゐるただやはらかな楽器のやうに  永井陽子

本来やわらかい印象のカテゴリーにはなく、しかし深い意味でやわらかいと思うものが入っているところが、ミソではないかと思う。


本日の短歌は。

・親のかほけさやうやくに見いでたる瞳はいまだ * のごとしも

であります。