芋と豆

午前中、連載小説執筆。豆を煮る場面を書こうと思う。
豆は以前、なにかにとりつかれたように、大豆、金時豆、小豆など煮ていたことがあったけれど最近つくってなかったなあ、と思い、続きはほんとうに豆を煮ながら書こうと思い立つ。
というわけで小説は一時中断して、11日掲載用のTVウォッチの原稿を書く。
今回は「世にも奇妙な物語」について。タモリさんが黒猫に変化するところが好き、ということは書き忘れたけれど。

夕食は、知り合いに手作りのじゃがいもさつまいもをもらったので、ひき肉入りじゃがいものおやき、さつまいも、なす、ししとうのてんぷらなどをつくる。

そして、実践用豆には、白花豆というのを買ったので、現在水につけてふやかし中。永遠にかたそうな豆が、みるみるふやけて皺だらけになった。触ってみるとすでにけっこうやわらかい。もうはじけてしまっているあわてものもいる。明日は、金輪際はじけないように充分じわじわ煮てやるのだ。

・店頭に小豆大角豆など並べあり光がさせばみな美しく    佐藤佐太郎


以下掲載記録
・「群像」11月号に小川洋子さんの短編集『夜明けの縁をさまよう人々』の書評を寄せています。
・「文學界」11月号の新人小説月評で「うさん」をとりあげていただきました。


短歌日記