「STAF ONLY」 への憧れ

夕方、買い物へ行くときに、いつも通る道から見えるアウトレット2階の窓の明るさに気づく。
自動販売機が何台かあって、テーブルと椅子があり、何人かの女性が座ったり、歩いたり、だるそうにくつろいでいる様子。
あれ、この建物に、こんな場所あったっけ。
アウトレットは、いくつかの建物が微妙に入り組んでいて、今でも全貌がよく分からないのでした。あまり足を運ぶこともなし。

くだんの部屋は、うすうすスタッフ用の休憩室ではないかと思いつつ、方向を頭で確認しながら行ってみると、レストルーム、リフォームの部屋、煙草売場と続く部屋の奥に「スタッフ以外立ち入り禁止」と書かれた緑色のドアあり。
やっぱり。
あのだるそうな空間に自分も入りたかったけど、ダメでした。

劇場や店舗の「STAF ONLY」の奥って、そっけない空間に違いなく、しかも実はするするっとくぐりぬけられる事が多そうですが、やっぱり「禁断の地」的な感覚がぬけません。

演劇などに関わるとき、一番うれしい気持ちになるのが、このドアを開けられること、だったりすることもあるような。