展覧会果てて、ラジオ局。雨。

「東京音図 展覧効果」は、無事、22日に幕を閉じることができました。
暑い暑い中、ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
それぞれ別のジャンルで活躍されている方々と出会えたのことも、とても楽しかったです。
企画の赤刎泰子さん、おつかれさまでした。


そして今日は、その展覧会の余韻でもうろうとしたまま、ラジオで朗読するための歌を選び、NHKへ。


ラジオの録音スタジオにて10首ほど朗読。
これは、初めてのゲスト出演者用の、最初で最後のまとまった自作朗読になります。
ラジオのブースは初めて入ったので、ちょっと緊張しました。
テーブルの中央が少し高くなっていて、こたつの裏のような緑色のものが張ってあったような気がします。
原稿を読みやすく、ずれにくくする工夫なのでしょう。


打ち合わせ時のおつまみ(?)には、スイカが出される。
出されたものは必ずありがたくいただくわたし。しかし、打ち合わせしつつ食べるには、気の散る食品である。種が、ね。
さらに、別のチームがその部屋の机を借りに来て、別の打ち合わせが目の前で始まったりして、あちこちで赤い「放送中」のランプがついていて、なんだかそれが「手術中」に見えたりして、つくづく忙しい世界、だな、と思う。 スイカは、3切れあったけど、1切れしか食べられなかった。きっとあの赤い子たちは捨てられたのだろう。申し訳ない。


ところで、現代詩手帖特集版「塚本邦雄の宇宙」が出版されました。塚本さんにふさわしいうつくしい表紙の本です。わたしもささやかな追悼文を書かさせていただきました。
アルバムをまず拝見して、ちょっと落涙しそうになりつつ、襟を正して、ゆっくり読んでいこうと思います。