選挙投票所の中学校からみた空

higashinaoko2004-07-11




 朝から暑い。入道雲がもこもこわきあがる中、投票に行き、その足で「ロビンソン*ロビンソン」の練習を見に行く。


 突然降り出した雨を抜けて店に入り、お昼のサンドイッチを食べながらぷらむ短歌会の詠草の下読みをする。


 午後2時〜ぷらむ短歌会。今月は春日井建さんの作品を紹介した。

・大空の斬首ののちの静もりか没ちし日輪がのこすむらさき   春日井建 
・火祭りの輪を抜けきたる青年は霊を吐きしか死顔をもてり
・いらいらとふる雪かぶり白髪となれば久遠に子を生むなかれ    〃 
宇宙食と思はば管より運ばるる飲食もまた愉しからずや      〃
・春子と夏夫宙にて作り生みし子のすゑが泳ぎてゐむ水惑星     〃


繊細さと迷いのない強さが美しい世界をたちあげていて、うっとりと読んでしまう。
うしろ2首は最後の歌集となった『朝の水』より。病床から、なんてしなやかな歌を。


 春日井さんが短歌を中断していた時期に活動していたラジオや舞台の脚本を、とても読んでみたいのだけれど。


 題詠は「走」。そういえば、偶然にもこの間のNHK歌壇の題も「走る」でした。夏の始まりは走るのが似合う、かも。


会後、「日本海庄屋」にて暑気払い会。ブリ大根を頼んだら、巨大なブリのお頭が出てきてびっくりつつラーメンズの話題などで盛り上がる。


そんなふうに一日中動き回って家に帰り着いてから気がついた。今日は髭さんの誕生日ではないか・・・。