えりについていた刺繍の文字の注意書き。「濯」の字もきちんと縫い取られています。こういうの、いとしい、と思ってしまう。
短歌の添削をしていると、とつぜん睡魔に襲われる。だれかの書いたものからよみとって整理する。脳が一生懸命に働いて働いて、ちょっとショートしちゃうのかもしれない。混乱をきわめて脳が眠りたがるので、寝た。夢を見る。久しぶりの人と、どこかわからないところで、会う。生まれたての仔犬がいたことだけ覚えていて、あとは、すっかり忘れました。
目覚めたら横に髭さん。真昼の冬眠のような結婚記念日でした。
・君がもつ汗水のにほひ髪のにほひわがかぎわけて初夏に入りゆく 河野裕子