higashinaoko2012-05-31


午前、帯広図書館向いにあるとかちプラザにて講演「短歌の楽しみ方」。
百名を越える方に熱心にお聞きいただき、たいへん光栄でありました。


講演後、帯広名物豚丼(ボリュームたっぷりでした)をいただき、良く晴れた空の下で、中城ふみ子さんの歌碑を館長にご案内いただきました。



中城ふみ子は、とかくセンセーショナルなデビューに着目されがちですが、繊細な表現力があってこその歌の魅力だと思います。
この広々とした景色で、人に愛されて育ったことが、歌への情熱に結びついたのかと思います。


・肉うすき軟骨の耳冷ゆる日よいづこにわれの血縁あらむ    中城ふみ子


飛行機の窓から見える広大な畑のパッチワークのうつくしくのびやかな景色とお別れするのは、淋しかったです。