新刊情報

2006年に本阿弥書店から出版された『今日のビタミン*短歌添え*』が『千年ごはん』と改題されて中公文庫になりました。

http://www.chuko.co.jp/bunko/2011/09/205541.html

解説は、料理研究家でエッセイストの高山なおみさん、表紙と挿絵は、前回と同じく小林久美子さんです。

文庫化にあたり「つらつらごはん日記」約60枚を書き下ろしました。
日常の食べ物にまつわる思い出や簡単な調理方法など、長い時間をかけて書いたものです。
高山さんは私の小説『薬屋のタバサ』も読み込んでくださっていて、とても深くて愛情のこもった評をいただき、感無量です。
「家庭料理というのはずいぶんと色っぽいものだな」などと書いて下さり、高山さんの記憶の中の料理も登場して、エッセイとして読みごたえのある解説をいただいています。
ぜひ、あらためてお読みいただければ幸いです。


・黒豆を含みてあまきくちびるが愛しはじめた名前にふれる   東直子『千年ごはん』