雨がかすかに降って、蒸し暑い。
梅雨に戻ったよう。


午後、本郷にある角川学芸出版へ。
角川「短歌」の誌上歌会に参加しました。
大島史洋さん、今野寿美さん、大松達知さん、齋藤芳生さんとともに、無記名の互選歌会。
このメンバーでの歌会は初めてで、緊張しました。
討論と結果は……「短歌」10月号掲載予定です。


帰宅後、ポトラック連絡事項や校正など。
8月が迫っていて、心理的な汗も流れます。


・少し遅れてきた人の汗ひくまでのちんちろりんな時間が好きよ     東直子『春原さんのリコーダー』


 今から思うと変な歌ですが、「へるめす歌会」をしていたとき、遅刻してきた人がとても焦っていた様子をみてつくった歌でした。20世紀だったあの夏、馬乳のような陽、という歌を吉川宏志さんが作っていたので、暑かったのだと思う。


目がさめるだけでうれしい 人間がつくったものでは空港がすき    雪舟えま『たんぽるぽる』