掲載情報


・「毎日新聞」9月29日(水)夕刊「文芸時評 おすすめの3冊」
 城王太郎『イキルキス』(講談社)、柴崎友香寝ても覚めても』(河出書房新社)、蛭田亜紗子『自縄自縛の私』(新潮社)について書きました。どれもエッジの立った小説で、とてもおもしろいです。

・「中国新聞」HP  http://blog.chugoku-np.co.jp/fureai29/
 「東直子 言ノ葉ノ箱」(フォトエッセイ)2010年9月 都市の祝祭
 9月27日(月)夕刊にも掲載されました。

・「NHK短歌」10月号  ミニ講座「言葉の不思議 ユーモアのある歌」、選者の1首、8月入選歌選評および佳作作品、上達のワンポイント(穴埋め問題)



朝、穴埋め問題に使う、テーマ「楽器」にちなんだ歌を探していました。
楽器の歌といえば、永井陽子さんでしょう、と思い、『永井陽子全歌集』(青幻舎)を探して本棚と段ボールを探っているうち、腰を少々いためました。実は前回のNHK短歌の収録の時も調子が悪かったのですが、ふたたび。
急に寒くなったので、身体がかたいままだったのかもしれません。
本の根本的な整理が必要です。
それはともかく、全歌集は出てきたので、久々にじっくり読んでいました。
永井さんの歌は、知的な言葉の響を堪能できます。目に見えないところで熱いなにかがうごめいていて、しかし清潔な孤独感が好ましい。


午後、毎日新聞の南部さんが地元まで来てくださって、ミトンさんのゲラを受け取る。
第5回。まだまだ引き続き頑張って続きを書こうと思います。


・うつむきてひとつの愛を告ぐるときそのレモンほどうすい気管支     永井陽子