炎天の中、東京駅をめざす。
南口、と思って出たその出口は丸の内南口であって、目ざすべき八重洲南口ではないことに気付いたのは、改札を出て、5分以上歩いたあとでした。
頭が焼けそうになりながら(来る途中で日傘をなくした)迂回して会場の富士山ホテルへ。
国民文化祭の短歌大会の選者会議。
秋葉四郎選考委員長のもと、一般の部と子どもの部の入選者を合議で決めていく。午後1時〜5時まで。
のち、1時間ほど懇親会。
大会は11月3日、岡山県の鏡野で行われます。
↓詳細。
http://okayama-kokubunsai.jp/530/sponsoring-business/45/162.html


日傘をなくしていそうな場所を思い出しながら帰る。
JR新宿の遺失物係りは、12番ホームのつきあたりの柵の向こうのとても細い通路を入った、暗い場所にありました。
遺失物コーナーは、ひっそりした思いがけない場所にあることが多いです。失った記憶のしまい場所みたい。
けっきょくお昼に立ち寄ったお握り屋に保管されていました。


・「A SOLDIER」とのみ書かれたる墓碑銘としばし一つの日傘に入りぬ    入谷いずみ『海の人形』