higashinaoko2010-07-24

家族四人+Aちゃん三々五々あつまりランチ。

午後、浜松町の劇団四季自由劇場へ。
寺山修司脚本「はだかの王様」観賞。
寺山がどんな脚本を書いたのか、一度みてみたかったのでした。
登場人物の名前がみんな衣服に関する言葉で、オシャレな舞台でした。
それにしても、西洋の王様なのに、赤いふんどし。
そこはなとなくシュールな一面もあり、おもしろかったです。


渋谷へ移動して「さまよえる歌人の会」参加。
杉崎恒夫歌集『パン屋のパンセ』について。
「かばんの大切な人」という意識が強かったせいか、今までネガティブな意見を聞くとはあまりなかったのですが、定型感がない、おままごとっぽい、といった厳しい意見もありました。
しかし最後に一首選ぶ場面では、ほとんどの人が好きな歌がありすぎて絞りきれず、すみません2首で、という人が続出(私もだが)したのが、興味深かったです。
杉崎恒夫さん、井辻朱美さん、北川草子さん、佐藤弓生さんの作品には、「かばん」のファンタジー嗜好の流れを感じます。


・てのひらにのせているまも冷え冷えと生きて心音をもたない金魚    杉崎恒夫