higashinaoko2010-05-15

第一歌集『極圏の光』で日本歌人クラブ新人賞を受賞された「かばん」の中沢直人さんのお祝いへ。
会場は、明治神宮の参集殿というところ。
初めて入りました、明治神宮
こんなにうっそうとした森が、原宿にあったとは。
アメリカの赴任先より一時帰国された中沢さんにお会いしたのは久しぶり。
切り立てそめたての髪の毛が賢い動物めいておられました。


・エリートは晩秋の季語 合理人の孤独を映す水面静けし   中沢直人


授賞式の前に行われた岡野弘彦さんの「もののふの歌」についての講演も、心に沁みるものでした。
和歌から続く長い歴史としての短歌を再認識すべきであることを、力強く語っておられました。
もののふ」の歌ではやはり実朝の歌がもっともインパクトがありました。


・時によりすぐれば民のなげきなり八大龍王雨やめたまへ      源 実朝


夜、新宿へ移動して、「風花」30周年記念パーティーへ。
300人もの出席者。
あのかわいいスペースに、こんなにたくさんの文学に関わる人が足を運んだのか、と思うと、ものすごい場所なのだと思います。
すてきなママ、キクコさんのかわいい笑顔の絵はがきをお土産にいただきました。