私のデビュー小説『長崎くんの指』が文庫になります。
今日、見本を受け取りました。
タイトルが『水銀灯が消えるまで』(集英社文庫)にかわります。
「長崎くんの指」は、連作短編の最初の作品の名前だったのですが、小説全体の世界を示すようなタイトルを、ということで、さびれた遊園地の運命を暗示しているようなこのタイトルとしました。

解説は、気づけば20年近い友人にして仕事仲間、穂村弘さん。長いつきあいならではの秘話(?)を書いてくださいました。
装画は単行本のときにすばらしい帯文をくださった酒井駒子さん。今回はすばらしい絵を描き下ろしてくださいました。
そして装丁は前回と同じく名久井直子さんです。表紙絵でかわいい葉書も作っていただきました。


19日(金)販売予定です。
どうぞよろしくお願いいたします。




・公園に水銀灯がともるころ水泳パンツをこっそりはくの    東 直子