higashinaoko2010-01-05

コラムを書くために朝から電車に乗って銀座へ映画を観にゆきました。
地下鉄の出口を出たところで、握りしめていた地図が別の映画館であることに気づき、あわてて方向転換しました。
まちがった方に着く前に気づいて、よかった。なんとか間に合う。
午前中の映画館は空いているかと思いきや、わりあい混んでいました。
映画を見終わって、魚の定食を食べようとふらりと入ったお店が宴会場みたいにだだっ広くて、法事の準備中にこそこそお昼を食べているような感じになりました。銀座の中に広がる郊外の気配。


帰って原稿をすすめようと思うものの、うまく進まず。
脳の思考が水の中を歩いているみたいで。
お正月の空気を抜け出すまで、いつもこうだったような気がします。
はやく抜け出さなくては。(しょっしゅう水中生活に突入している気もしますが)


幸福を祈り、無事を祈り。


夜、スノボに出かける人があまりにゆっくり靴を履いているので、背中のリュックのポケットのチャックを開けて、こっそり無事にかえるお守りをつっこみました。うぜえって思われるのか、全く気づかれないのか。私自身もあれをあのとき入れたことを忘れてしまいそうです。


・一つ呼べば一つ応(こた)へてつひにみな月の夜蛙なきたちにけり    尾上柴舟