higashinaoko2009-10-27

空がまぶしい。
こんなにお天気のよい日に、日がな一日家にこもって原稿。


夕方、スーパーでケチャップを買いながら、トマトケチャップス、という名前の女子高生の漫才トリオのことを思いつく。
そしてその会話を想う。


「自己紹介しますー。右から」
「トマト!」
「ケチャップ!」
「ス!」
「三人合わせてトマトケチャップス!」
「ちょっと待って。なんでうちだけ、ス、なん? 一文字なん?」
「せやけど、プス、よりはええんちゃう?」
「プス…よりは、ス、の方がええな。ス、しかないか」
「な。ほなもういっかい」
「トマト!」
「ケチャップ!」
「ス!」
「ちょっと待って、うちいらんのんちがう? 二人だけでもう完成してるやん。トマトケチャップやもん、ちゃんと意味になってるし。うちなしで二人でやったらええやん」
「せやけど、あんたがおらんかったら、味がでえへんやん」
「そや、あんたがおらんかったら、カゴメとかデルモンテと変わらへん。意味ありすぎて意味なくなんねん」
「あんたがおらんと、トマトケチャップスは、あかんねん」
「せやな」
「せやろ」
「ほな」
「トマト!」
「ケチャップ!」
「ス!」