higashinaoko2009-10-18

公園のベンチで本を読んでいたら、ぼそぼそと背後から声がする。
いつもここでトレーニングするってオレ決めてんだよ、べつにいいけどさ……というような。
え、邪魔だって言ってる? と理解して、するすると立ち去ると、べつにいたっていいんだよ……と、腹筋しながらぼそぼそと言っている。
少し離れた場所に行くと、「あれもう、生臭くていけないね、アジはまだましだけどさあ」という声が聞こえてみてみると、その人は、空を向いたまま話をしていた。なんとなく気になりつつも読書を続けると、「気がちってんだよなあ」と大きな声。ええ、散ってますとも。
退散する私。
公園の出口近くで、新聞を読んでいる人がいる。シャツとスラックスとネクタイ。耳にはイヤホンをつけて。ただしこの人、逆立ちしてました。逆立ちしたまま新聞を読んでいたのです。
さすが、日曜日だな、と思いました。日曜日の公園だな、と。


・公園に水銀灯がともるころ水泳パンツをこっそりはくの   東直子



その後書評、エッセイ、校正などの仕事をしました。

夕ご飯は、チーズと青じそ入りのハンバーグとブロッコリサラダ。きのうの残り。