浮世絵

江戸東京博物館のボストン美術館浮世絵名品展を友人たちと観に行く。
広重や北斎の版画はもちろんうつくしく迫力があってすばらしかったが、鈴木春信のモダンな色使いや表情やしぐさの愛らしさに心魅かれる。
広々した常設展の橋は江戸の街へのトリップ効果があって、うっとりする。そう長くはないけれど。
華やかな花魁の再現舞台の隅に、晩年の北斎が、年老いた娘と障子の破れた部屋で絵を描いてる姿が立体化されていて、胸に沁みた。
目に見える世界はほころびていても、その腕がくり広げる世界は、だれにもマネできない斬新さ。

それにしても、無血開城した江戸は、終わり方も粋だったと思う

釣をしたり、取っ組み合いをしたり、しゃぼん玉を吹いたりする金魚の浮世絵シールがかわいくて購入。