ケータイ短歌とモディリアーニ

無事に「夜はぷちぷちケータイ短歌」に出演してきました。
今回は声優の牧野由依さんとご一緒しました。


打ち合わせ時に、だいたひかるさんが、コーヒーを飲みながらアセロラのキャンディーを舐めたらすごい味になってしまいました、という話から、アマレットと牛乳をまぜると、杏仁豆腐の味がしますよね、と私が話したことから、杏仁豆腐はあんずの種からつくられていて、アーモンドから作られているアマレットというお酒だから同じ味になるのでは、というような話をしている中で、杏の種=アーモンドと言ってしまった。
あれ、でもちがったかな、という疑問がわいてきて、帰ってしらべたら、本来の杏仁豆腐は、杏の種を使うが、日本の杏仁豆腐はアーモンドで作られていることが多く、そして、アーモンドは杏の種ではなく、似たような種類のもので、巴旦杏とも言うらしい。巴旦杏といえばすもも。すももは、プラム。プラムを調べたら、干しぶどうと出てきた。 
ややこしい。言葉のスライド。
うさぎは白い、白いは雪、という遊びが、辞書的にできそう。


番組前に、S社のノダちゃんとモディリアーニ展に行き、水曜日から出発の中国地方高校講演の旅のチケットを受け取りました。
写真は、モディリアーニの直筆の箴言が書かれたバッグ。日本語訳のメモをなくしてしまいそうなので、日記にメモしておこう。


私が捜し求めているものは
現実の世界ではなく
非現実的なものでもなく
無意識という人間の本能の
神秘なのである。


うむ。


さて、先日の穴埋めの言葉は「岬」でした。

・あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでおれの少年       永田和宏


永田さんの青春歌でした。
遠い岬。岬の先には広い海。膨大な時間が人生の先にある者ならではなの世界観です。


今日の歌は


・鳳仙花の種で子どもを遊ばせて父はさびしい * でしかない


本日は「父の日」でした。