所沢へ

西武池袋線小手指駅より、車で10分程のところにある、所沢出身の歌人、三ケ島葭子資料室に行ってきました。三ケ島公民館の中の一室にあります。
10月7日にここで鼎談があるので、鼎談をご一緒する松村由利子さん、佐藤弓生さんと下見と資料見学に行ってきたのでした。
写真は、「少女号」の付録の短歌双六。葭子の短歌が赤い枠の中にぜんぶひらがなで書かれています。大正の、少女雑誌華やかなりしころ。この時代の甘くはかなげな文化、とても好きであります。

初めて乗った、かもしれない西武池袋線の電車は、黄色い車体ですが、中に入ると座席も床も見事な黄色でびっくりしました。沿線の弓生さんがそんな電車はみたことがない、と言っておられましたが、たしかに黄金の車内だったんですが……。


・もの縫へるわがかたはらに紙切りてしばしおとなし日にやけし子は     三ケ島葭子


短歌日記