映画「日の名残り」

カズオ・イシグロ原作の「日の名残り」をDVDで観ました。
1930年代のイギリスの貴族に仕える執事をアンソニー・ホプキンスが演じたもの。戦争の終わった20年後から回想する、という形でストーリーは展開するのです。
淡々とした、うつくしい映画でした。とてもしずかな愛の描き方にしみじみ。
そして、無意識の善意が無意識の悪意に飲み込まれていく過程は、この間観た「ソウル市民昭和望郷編」の世界観に通底しているように思えました。
ホプキンスに執事をしていただけるなんてうっとりするけれど、ちょっとヘビーすぎるかも。エマ・トンプソンは、いきずりのような結婚をして、結果的には良かったのでしょう。。。


さてさて拙小説「さようなら窓」第1回が掲載されている「an.an」が発売になりました!「大人の恋」特集でエッセイも寄稿しています。手にとっていただけると幸いです。