インタビュー&ラジオ出演

「Grazia」10月号の、「穂村弘の読みたい!」で『長崎くんの指』を紹介していただきました。タイトルは「出鱈目、適当、いきあたりばったり、いい加減……そして自由」です。


文學界」10月号の田中和生さんの評論「文学まであと少し スピードを落とす」という評論でも、『長崎くんの指』の文体などについて、とりあげていただきました。

午後6時に、渋谷のハチ公前で、編集者の方と待ち合わせ。
しかし、土曜日の夕方のハチ公前はすごいことになっていて5分以上、同じ場所にいたのに気づかなかったもよう。
携帯電話で連絡をとりあって、無事に出会える。
屋根部屋、という意味を持つお店でインタビューを受ける。あらかじめ予約をとってくださった席は、窓際の横並びの席。きっと恋人のためのロマンティックな席に、資料と録音機材を並べて話しをするわたしたちでありました。
80年代の芝居と漫画の話でもりあがり、もっと話をしたい所だったけれど、「土曜の夜はケータイ短歌」のスタジオ入りのため、NHKへ。
ラジオスタジオのトイレで加賀美アナウンサーとお会いする。
「これから深夜特急便に出られるんですね」と、私。すると加賀美さん、菩薩の笑みをうかべたままおだやかに「特急ではないですね、深夜便です」とおっしゃったのでした。し、失礼しました!

打ち合わせののち、9時5分より、ラジオ生放送。MCは東野翠れんさん、ふかわりょうさん。月間テーマは「生」。今日の特別テーマは「重ねる」。
「せい」と口だけで言うと違う方にとられそうになるので、なんども「生きるの生です」という言葉が飛び出していたような気がします。