こんなところにトンボが飛んで

「清流」という雑誌の著者インタビューを受ける。九段下にあるグランドパレスの23Fラウンジでレモネードを飲みながら。
インタビューをしてくれたのは、『春原さんのリコーダー』の時にも新聞でインタビューをしてくれたライターの佐竹茉莉子さん。もう10年来のおつきあいで、折りにふれてお会いできてうれしい人のひとりなのでした。(インタビューは、9月号掲載予定です)
佐竹さんからは、いろいろな街とのら猫の手作りの写真絵本をいただきました。「写真をとらせてね」と話しかけてから撮られるそうで、みんなカメラ目線でいい顔をしています。

ところでこのラウンジは、壁が全面ガラス窓になっていて東京が一望できるのですが、びっくりしたのが、目の前をトンボがたくさん飛んでいたこと。
仮に一階分の高さを2.5メートルとすると、60メートル近くの高さがあることになる。約5センチのトンボ、身体の1200倍の高さを飛んでるということ。
なぜにそんなに高く飛んでいるの?
ひどく元気そうだったし、雲をつきぬけることもあるんだろうか。トンボという生きものは、ときどきこの世の外と往来しているような気がします。