寺山修司短歌賞・葛原妙子賞
すでにおとといの23日のことですが、如水会館で行われた寺山修司短歌賞と葛原妙子賞の授賞パーティーに参加してきました。
寺山賞は男性歌人に贈られる賞で、吉川宏志さんの歌集『海雨』(砂子屋書房)が、葛原賞は、女性歌人に贈られる賞で、大口玲子さんの歌集『ひたかみ』(願書館)が受賞されました。
ともに30代の最年少受賞者でした。二人とも10代から作歌をされているのでキャリアはとても長く、たしかな力を感じさせる歌集なのです。拍手。
選評に載っていた歌から2首ずつご紹介。
・口元の笑う遺影の拡大は無数の黒き点(ドット)がわらう 吉川宏志
・いつか僕も文字だけになる その文字のなかに川あり草濡らす川 〃
・食べられてしまふ犬も仕事する犬もゐるんだよわが犬の腹を撫づ 大口玲子
・海上ではなくて地上の公園に第五福竜丸まるごとありぬ
〃
きのう、きょうは、うすぐらい部屋でゲラをチェックしたり、資料用のテレビを観たりしていました。
あ、きのうの夕方、自転車で買い物に行って、どぶねずみになって帰ってきたんだった。
*短歌日記