ええもんの会

 お昼すぎまで「そらまめ文庫」の原稿執筆。今回は諸田玲子著『紅の袖』、梨木香歩・作/木内達朗・絵『蟹塚縁起』、多和田葉子著『犬婿入り』について。「昔の話」つながりで。毎日新聞21日(金)朝刊掲載予定。



 キャベツと豚肉の八丁味噌炒めとさといもの煮物の夕食を作り置いて、新宿へ。桂文我の「ええもんの会」を聴きに行く。前から2番目の真中のよい席を金原瑞人さんがご用意してくださったのです。感謝。
 今回は「喜六と清八のお伊勢回りの道中記「東の旅」を駅伝のように演じていました。文我さんの「こぶ弁慶」はかべ土を食べた男の肩に弁慶の顔が生えてきて身体を支配するという、ホラー映画のようなシュールな噺で、とてもおもしろかったです。
 となりで聴いていた本下いづみさんが腰を痛めておられたので、紀伊國屋ホールの椅子があんまりよくないことが気になったのでした。いづみさん、お大事ね。