あなんじゅぱす

というわけで、あなんじゅぱすの「夏の夜の音」を初めて聴き、興奮も醒めやらぬままアフタートークに参加しました。

夏目漱石正岡子規の往復書簡の朗読をはさみながら、現代詩が歌われてゆきました。漱石の異国での戸惑いと子規の病の床の生活が重ね合せながら、日本語の強さとはかなさがアゴラ劇場に充ちていました。

子規の「もっと生きて、やりたいことがあった」という念が、よーこさんにのりうつって歌わせているみたいでした。


アフタートークでは、そんな感想や子規や寺山修司のことなども話せて、とても楽しかったです。

ある日、寝ていた平田オリザさんの額に子規の本が落ちてきたことが、このライブに繋がったことなど。やはり「念」ですよ。

明日のゲスト、あがた森魚さんも気になります。

あ、写真を撮り忘れてしまった。



・瓶にさす藤の花ぶさみじかければたゝみの上にとゞかざりけり  正岡子規