曇りのち豪雨のち晴れ

higashinaoko2012-11-17



午後、「NAVIS」冬号の原稿完成。短文+一首
先日田端を取材したもの。
芥川龍之介室生犀星、竹下夢二、平塚らいてうなどなどが住んでいた町です。



夕方、経堂へ。
豪雨の中、すずらん通りを抜けて「ウレシカ」へ。
陣崎草子さんら「こどもの本」の表紙の原画展をやっていて、そこで陣崎さんが朗読をされた。
映像を背景に短いお話と短歌。
伸び縮みする映像を映すスクリーンに縫い目があったりして手作り感というか、手触りのある感じがよかった。


プロジェクターを借りたというタイ料理屋さんのソンタナに返却にいくみなさんについていって、一緒にトムヤンクンなど。

夕方、ギャラリー銀座陶悦へ。ヤナギヤさんとかばんの先輩の原田洋子さん洋菓子と陶器の展示会が愛らしく展開されていました。
原田さん手作りのギモーブというお菓子を買いました。ふんわりの触感の内側から口いっぱいに濃厚なフルーツの香が広がる異様なおいしさです。


夜、青山ブックセンターへ。青山塾。
講師は舟橋全二先生。
課題は「赤い靴」。
動物が描きたかったので動物にはかせて課題をクリアしようと試みたのであった。



フラミンゴに編み上げ靴とホッキョクグマの子どもに赤い長靴。母は赤いペディキュア。
いろいろダメ出しをいただいたので手直しする予定。

七夕で日記を止めたまま、はや七五三。
これまでの日記をふりかえり書くのをいったんあきらめて、今日から少しずつ書くことを再開しようと思います。

ちなみにツイッター https://twitter.com/search/realtime?q=%E6%9D%B1%E7%9B%B4%E5%AD%90&src=savs はずっと更新しています。 
過去ログはこちらにあります。  http://twilog.org/higashin




午前中、「塔」1月号掲載予定の永田和宏著『歌に私は泣くだろう 妻・河野裕子闘病の十年』書評の仕上げ。


午後、六本木俳優座劇場へ。
俳優座公演「いのちの渚」観劇。
http://www.haiyuza.net/2012%E5%B9%B4%E5%85%AC%E6%BC%94/%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%B8%9A/

1989年1月に福島第二原発で実際に起った事故をもとに作られた戯曲。
あわや大事故になる寸前の1月7日に原子炉を停止させたという。
その直前に原発補修課長の自殺があったことが後からわかった。
という事故のことを私は寡聞にも知らなかった。
ちょうど平成元年になる前日のこと。
自殺とされた課長の一家のドラマを中心とした舞台ですが、いろいろな事を考えさせられる舞台です。
パンフレットの文章はどの方のものもよく、佐藤健太さん(「負けねど飯舘!!」常任理事)の、2011年3月11日以前の暮らしを書いた豊かな文章が心に沁みた。
そして脚本の吉原公一郎さんが引用していた若松丈太郎さんの詩に衝撃を覚えた。


・四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた 
 サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない
 人びとの暮らしがひとつの都市からそっくり消えたのだ
                 連詩「かなしみの土地」より6「神隠しされた街」
           
     

「鏡」句会@市谷
10句持ち寄り。


七夕が秋の季語だというのは、どうにも違和感があります。


薮蕎麦に、笹飾りが揺れていました。





・きょうだいで掘る星深く遭うたびにまさぐり指でするちゃんばら     高柳蕗子

夕方、青山ブックセンターへ。

ポール・オースター 柴田元幸訳『ブルックリン・フォリーズ』(新潮社)と都甲幸治著
『21世紀の世界文学30冊を読む』(新潮社)刊行記念、柴田元幸さんと都甲幸治さんの トークショーに参加しました。

http://www.aoyamabc.co.jp/event/shibata-tokou-talks/


アメリカ文学の歴史と日本文学につながる歴史がクリアになったことと、訳詩等の朗読が新鮮で、収穫の多いイベントでした。

higashinaoko2012-06-28


夜、現代歌人協会の総会及び、現代歌人協会賞授賞式@学士会館に出席。
『一匙の海』で受賞された柳澤美晴さんに、司会席よりお祝いをしました。
鮮やかな赤い着物の柳澤さん、キリリとした美女でした。

柳澤さんの師匠の加藤治郎さんに誘われて二次会へ。


・地図にないみずうみに連れだちてゆく夕闇あおき歩道をそれて    柳澤美晴『一匙の海』

午後、渋谷のたばこと塩の博物館にて「わたしの句読点2〈食いろいろ〉」鑑賞
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/exhibition/2012/1205may/index.html


今通っている青山塾の先生方の作品など、食をめぐる絵に脳も身体も栄養たっぷりになりました。
絵を描くことの難しさを痛感しているこの頃、それぞれの描写方法が興味深かったです。
前回の図録もあったので、今回のものと一緒に購入。


ちなに青山塾で出た課題「食べ物」で描いた私の絵。フクナガのチェリーパフェです。