七夕で日記を止めたまま、はや七五三。
これまでの日記をふりかえり書くのをいったんあきらめて、今日から少しずつ書くことを再開しようと思います。

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過去ログはこちらにあります。  http://twilog.org/higashin




午前中、「塔」1月号掲載予定の永田和宏著『歌に私は泣くだろう 妻・河野裕子闘病の十年』書評の仕上げ。


午後、六本木俳優座劇場へ。
俳優座公演「いのちの渚」観劇。
http://www.haiyuza.net/2012%E5%B9%B4%E5%85%AC%E6%BC%94/%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%B8%9A/

1989年1月に福島第二原発で実際に起った事故をもとに作られた戯曲。
あわや大事故になる寸前の1月7日に原子炉を停止させたという。
その直前に原発補修課長の自殺があったことが後からわかった。
という事故のことを私は寡聞にも知らなかった。
ちょうど平成元年になる前日のこと。
自殺とされた課長の一家のドラマを中心とした舞台ですが、いろいろな事を考えさせられる舞台です。
パンフレットの文章はどの方のものもよく、佐藤健太さん(「負けねど飯舘!!」常任理事)の、2011年3月11日以前の暮らしを書いた豊かな文章が心に沁みた。
そして脚本の吉原公一郎さんが引用していた若松丈太郎さんの詩に衝撃を覚えた。


・四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた 
 サッカーゲームが終わって競技場から立ち去ったのではない
 人びとの暮らしがひとつの都市からそっくり消えたのだ
                 連詩「かなしみの土地」より6「神隠しされた街」