詩人の高階紀一さんの上京に合わせて開かれる会食に呼ばれて新宿へ。
詩人、音楽家、編集者とこじんまりと詩の話やそうでない話を。
詩人に会うなら詩の本を、と思い鞄に入れてきた小池昌代さんの『通勤電車でよむ詩集』を電車の中で読む。ゆきかえりの電車でちょうど一冊読めました。
うたを うたう とき
わたしは からだを ぬぎすてます
からだを ぬぎすてて
こころ ひとつに なります
こころ ひとつに なって
かるがる とんでいくのです
うたが いきたい ところへ
うたよりも はやく
そして
あとから たどりつく うたを
やさしく むかえてあげるのです
まど・みちお「うたを うたうとき」