午前中から渋谷へ。

ついに「ことばのポトラック5 声がつなぐ短歌」本番@サラヴァ東京。

早稲田短歌会の七人の初々しい朗読(特に福島出身の井上法子さんの淡々とした朗読は、胸に沁みました)、石川美南さんの透明感のある声による象への慈愛あふれる世界、穂村弘さんのおかしみと怖さと切なさが一体化したねばり、栗木京子さんの誠実な正統派の短歌朗読、そして存在感たっぷりの岡井隆さんの朗読。できたての短歌連作と先日亡くなられた辺見じゅんさんへの追悼をこめた散文が心に強く残りました。
長年の願いでもあったひらたよーこさんとのセッションも無事にきれいに演奏することができました。

今回は大竹昭子さんにバトンを渡されて企画を一人で立てて、出演願いやチラシ作り、各種連絡に追われつつ、短歌を歌にする、という新しい試みにもチャレンジしました。
いろいろな人に助けられ、「声で短歌をつなぐ」試みがたいへん好評を得て、ほんとうに嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

ふらんす堂思潮社の方にもお手伝いいただいて、出演者の持ち込みの本もたくさん買っていただけました。
すべて被災地に本を送る活動をしている「一箱本送り隊」へ寄付いたします。