夜、ケータイ短歌出演のため渋谷へ。
ゲストは小島よしおさん。
テーマは落ち葉と同級生でした。
同級生短歌を読んでいて

・ああそうか日照雨(そばえ)のように日々はあるつねに誰かが誰かを好きで    永田 紅

を思い出しました。
同じ年の男の子と女の子が40人も毎日顔を合わせてたら、そりゃあ必ず誰かが誰かを好きですよね。
あのぎっしり感は苦手でしたが、二度とない日々だと思えば、なつかしい。

永田紅さん、「文藝春秋」にお母様の河野裕子さんとの最後の日々を詠んでおられます。
今日は、裕子さんのお別れの会が京都でありました。
私はラジオの仕事で行けなかったけれど、愛情深い惜別だったのだと想います。
改めてご冥福をお祈りいたします。


・われよりも早く死ぬなかれ新樹よりさやかに撓ふ裸身をぬぐふ    河野裕子