夕方、如水会館へ。
短歌研究賞(米川千嘉子さん)、短歌研究新人賞(吉田竜宇さん、山崎聡子さん)、現代短歌評論賞(松井多絵子さん)をことほぎに。
米川さんが河野裕子さんの不在を痛感した瞬間を話されたり、四人それぞれの個性的な挨拶が胸に残りました。


授賞式後、学生短歌会出身の新人賞お二人の二次会でさらなることほぎへ。
角川短歌賞の受賞が決まっている大森静佳さんにもお会いしました。
カラフルな文字の集まる色紙に手書き文字を寄せました。
若者たちの華やかなおしゃれを眺めつつ、明るい楽しい夜を過ごしたのでした。


・海のひかり空のひかりよ<わが当然>と<きみの当然>のやうにはぶつからず   米川千嘉子
・殖えすぎた極楽鳥花(ストレリチア)を半透明のふくろの詰めている夜明け前   吉田竜宇
排卵日小雨のように訪れて手帳のすみにたましいと書く             山崎聡子