杉崎恒夫さんの『パン屋のパンセ』出版記念の食事会へ。ご長男の杉崎明夫さんにお招きいただきました。
日立目白クラブのゆかしき建物。白い花。はにかみがにじむ笑顔の写真。
それぞれの思い出をもちよって、しずかに想い出をかみしめる。
出会えたことを、あらためてうれしく想う。


毎月、ドアを開けたら、大きな机のまわりに、言葉と向き合うために集まった顔見知りの人がいて。はじめての人もいて。
湯呑の中の薄い緑茶。ティッシュの上のお菓子。うつむいているときの情熱。


・捩れつつ立ち直りつつ噴水を支えいるのは水の軟骨   杉崎恒夫



解散後、ゆみおさんといずみさんとで銀座へ。
勝本みつるさんの新作ギャラリーへに。

http://www.mitsurukatsumoto.com/news/100414.html


勝本みつるさんには、『長崎くんの指』の表紙に「ふわりこ」のオブジェを使わせていただきました。
今回は初のピンクを使った作品があり、どきりとしました。胸がざわざわする赤い色。
基本的には、白い、真昼の夢のような世界。

昼間箱の中から飛び出した世界は、夜になったらどれもみんなきちんと箱の中に納まる。
私から飛び出したものも、私という箱の中にぜんぶ収めて、お休みしたいことよ。