風が強い。ストールを胸の前でかたく手で握って歩く。
集英社のノダミさんと恵比寿で「夢と犯罪」、新宿で「フィリップ、君を愛してる」観賞。どちらもユアン・マクレガーが出ています。久しぶりに観たウッディ・アレン(「夢と犯罪」)でしたが、追いつめられていく心理がリアルで怖かった。さすがに見ごたえがあります。家族というホラー。
舞台劇のような台詞のかけあいに、家族ホラーを書いたつもりの拙作『らいほうさんの場所』の発想の最初が舞台を想定していたことを思い出しました。
「フィリップ〜」は、彼女役の彼が非常にかわいかったです。完全に男の子の格好をしているのに、女の子の心が伝わるのですよ。


夜ご飯を食べながら打ち合わせ。道は遠いのか。


・弟の眉太けれど切り落とされるまま落ちていく枝葉のごとし  東 直子