一昨日の短歌対決スペシャルは、ふだんとはちがうシビアな時間だったように思います。
優勝した辻井竜一さんは、切り札ワールド総務課の田中シリーズで優勝。おめでとうございます。
エントリーされた短歌についてはこちらでみることができます。

http://www.nhk.or.jp/tanka/tansho.html


生の声を聞いたせいか、どの子(短歌)もいとしくて、しのびないなあと思うこともたくさんありました。
きのうは、そんな悲しい気持ちを抱いたまま、新宿のサザンタワーにて打ち合わせ。途中にあるドーナツ屋さんの、いつもの常軌を逸した行列が少なめ。暑いものね。
小学館の担当さんの変更による顔あわせ。
帰りの電車でうとうと眠ってしまい、半年前まで住んでいた町で、は、と目が覚めました。まだ身体の感覚が向こう側にあるようです。


おととい出した穴埋めは「ダージリン」でした。
無花果のしづまりふかく蜜ありてダージリンまでゆきたき日ぐれ  小中英之


紅茶好きなので、この歌を読むと紅茶が飲みたくなり、今も手元にアイスティーが。
冷しものは、フラワーやフルーツのフレーバーティーで作ることが多いのだが、お茶自体のほのなか甘味があるので、ストレートでいただくのが好み。
夕暮れの色とダージリンティーの色が似ていることと、インドという国の神秘性があいまって、この語しかない、という気がします。
わたしはどこに行きたいかなあ。牡鹿半島とか、カナリヤ諸島とか……。

次回は。
・** のごとき葱の香きまじめに行き来し寒さ思へ静かに


これから読売新聞まで取材を受けに行って参ります。