今週は引越につき、連載以外の仕事は入れまい、と思っていたけれど、おっと、「かばん」の前号評が回ってきていたのであった。前号評委員でなければ、3年くらいは回ってこないのだけど、よりによって。
でも、普段不義理ばかりしているので、きのうから今日にかけてコツコツ書いた。
(新春題詠、歌も評も出せなくてごめんなさい)


・円錐の富士の片乳露にしアマゾネスなり日本列島            茂泉朋子


という歌を批評してリビングに降りていくと、家人が「その時歴史が動いた」の再放送を観ていて、江戸時代の富士山の噴火について放映していた。噴火する片乳だと思えばさらに趣深い。


・あけび色のトレーナー着て行かないで事故に遭うひとみたいにみえる   雪舟えま


この歌もとてもいい。


夕方前号評を書き終えて、買い物に出かけたら、買い物先にSさんから携帯に電話。
春に出る本について、と一昨年出した本について。イチゴ売り場の前でひとしきり話す。


豆腐をまな板や包丁とともに落としてしまった。今日のBGMが「スウィーニー・トッド」だったせいかしら。豆腐は拾って、洗って、くずし豆腐の味噌汁になった。

短歌日記