まさか雪のふる
年に一度のややこしい書類を、やっと完成させて、駅前の市役所へ。
外は春のはず、とわりと薄着で出かけたら、白いものがちらちら。
風花だ、風花だよ、と、すれちがうひとに(こころで)話しかけつつ役所まで歩き、書類を献上する。
買い物などして店を出ると、なんと、ふぶいてるといっても過言ではないのだ、状態でした。
ふ、ふぶいてるよね。寒い日だったのね、気が付かなかった、朝まで数字ばっかり見てると、体感もうすれるのかも。
ふぶきの中の小学生のかたまり。明るい色を着てる子は、もう帰ろうよ、寒いよ、と言っていて、地味な色の子は気にせず冬的空気になじんでいる。
夜。久世光彦さん追悼番組「寺内貫太郎一家」を観る。子供のときには気づけなかったけど、加藤治子さんが、すごくいい。とても、あこがれの人です。他の女優さんたちもみんなきれい。さすが。
それにしても、第一回のあと、すぐに最終回とは。すごいキセル…。いずれじっくり観たいと思います。
・父に降る雪をみていた 私たち田舎者だと母がつぶやく 東 直子