朝、仕事場に向かう途中に見慣れない花が咲いていた。
去年は気づかなかった。
星のようなピンクのはなびら。なんていう名前なんだろう。
いい天気なので、部屋の窓という窓を全部開け放ち、ついにコタツを片づける(!)。
部屋がひろくなった。すこしさびしくもなった。
たらたらと添削と文章書きとうたた寝とミルクティー風味の昼風呂をして、夕方家に戻ったら、朝あげたはずの布団が敷かれていて、電気スタンドが下ろしてあり、けらけらと笑い声。カボのやつが「ちびまる子ちゃん」を読んでいたのである。試験前の永遠のような逃避であることよ。