「山の音」

成瀬作品私的第2弾、「山の音」を観る。
小津映画ではありえない、とても不幸な原節子
しずかにはじまり、どんどんしめつけられていくようで、まったくもってゆるしがない。バリウム飲んだみたいな感覚の残る映画でした。さすが成瀬監督。
でも、映画としては、こないだの「浮雲」の方が好きだな。
男が、最後にちゃんと泣いて、女が復讐をとげることがはっきり見えるから。ふふ。


・どんな未来もあなたに会えるためだから今は瞳を閉じて待つだけ  『愛を想う』より