2005-01-21 「山の音」 成瀬作品私的第2弾、「山の音」を観る。 小津映画ではありえない、とても不幸な原節子。 しずかにはじまり、どんどんしめつけられていくようで、まったくもってゆるしがない。バリウム飲んだみたいな感覚の残る映画でした。さすが成瀬監督。 でも、映画としては、こないだの「浮雲」の方が好きだな。 男が、最後にちゃんと泣いて、女が復讐をとげることがはっきり見えるから。ふふ。 ・どんな未来もあなたに会えるためだから今は瞳を閉じて待つだけ 『愛を想う』より