ポプラ社クリスマス会

『愛を想う』の出版元のポプラ社のクリスマス会に初めて参加しました。
新宿御苑にある、美しい新社屋にて。


そして、そこで、広島に住んでいた頃、小学校5年から中1くらいまで通っていた習字の先生に、ものすごーく久しぶりにお会いしました。
その先生というのが「ズッコケシリーズ」の作者、那須正幹さんなのでした。「ズッコケ」シリーズが50巻をもって「卒業式」で完結になったので、慰労会も兼ねていたので、ぜひ会いたくて、行ってきたのです。


そして感動の再会を果たしたわけなのですが、「久美子さんはなんとのう覚えとるんじゃけんど、直子さんは、よう思い出せんのじゃ」なのでした。
でも、『愛を想う』を、その場にいた親友の原田大二郎氏に「この人は言葉にうるさい人じゃけえ」と勧めてくれて、「こんどはわしらが推薦文書くけんね」と言ってくださったのでした。
銀髪の那須先生、ダンディーな原田さん、すてきに年齢を重ねるってこういうことなんだなあ、と思ったことでした。


そして、習字教室に通っていた時の、墨の匂いや、朱の色、壁に貼られた半紙の文字がゆれていたこと、などなどいろいろ想いだしたのでした。


・ほんとうのことかもしれないうわごとを黒き苔むす樹がきいてくれた  東直子