ぷらむ短歌会12月
ぷらむ短歌会。
夕べの疲れが残っていたのか、準備に手間どり、会に遅刻してしまう。
今月のお題は「黄」。作りにくいという話もちょっと聞こえてきましたが、赤や青よりも決まり切ったイメージが少なく、黄昏、黄色人種、萌黄、ウコン、と様々に使われていて、おもしろかったです。
今月の短歌紹介は、大野道夫さん。
・ペンライト点してボクらはそれぞれのウルトラマンを待っていたのだ 大野道夫
・昨日の恥今日の憎悪をじゅわじゃわと消し去るように とんかつソース 〃
・根源的疲労の夜中しゅわしゅわと老レスラーが火を放ちたり 〃
・男女とは一対にしてはるかなる時間差で置く白き歯ブラシ 〃
・口中に残る異国をぬぐうように成田空港すする素うどん 〃
独身男性の孤独感と哀愁がほんのりとユーモアにくるまれて、描かれていて、しずかに身に沁みる歌ではないかな、と思います。
歌会後、忘年会。近くのイタリアンレストランにて。
声優の坂本憲治さんの興味深い来歴など、3時間くらい熱く語りあったのでした。