晴のち少し雨
某新聞に依頼されている「今年の3冊」の本選び。基本的に同じ本の書評を2度は書かない主義(?)なので、そらまめ文庫等でとりあげなかった本を物色。
午後、カボの進路相談のため学校へ。その後、検討中の高校を見学に行く。
グラウンドにはラグビーと野球。教室では大掃除のワックスがけ。
高校時代のこと、わたしはあんまり覚えていない。たのしかったような気もする。し、なんだかどうでもいいような気持で生きていたような気もする。
そういえば、国語の宿題で、初めて短歌を作った。先生の選んだ100首には残らなかったけど、鳥のいなくなった鳥籠に餌だけが残っていた、というような内容だったことは覚えている。
帰りのバスでふたつ手前で間違えて降りてしまう。
夕暮れの灯の灯る道をふたりで急いで歩いた。駅はどっち?駅はどっちなの?と責められるつつ、こっちでいいんだよ、と確信はないけれど、答えて、歩いたのだった。
駅で買い物をして外にでると、ぱらぱら、と舞台のにせものの雪のような雨が降ってきた。
・ぼくたちは時間を降りているのかな膝をふわふわ笑わせながら 東 直子